「18人目のアリシア」

『人類進化医学』――
かつて世界が躍起になってまでその発展に力を注いでいた時代。
人の持つ力を引き出し、向上させ、より優れた存在とする為、世界規模で進行させた一大計画。
その中でも突出して特異で、その名を馳せたものがあった。
「再生と不老の能力」を得うる新型薬品。
そしてその開発に携わった若き天才「アリス・セラフィーナ・ヴァンテラー」。


しかし。
人類進化医学はその薬によって瞬く間に衰退、終焉を迎える。
「新薬実験の副作用による被験者の暴走」、そしてそれによる「大量殺戮」という形で。
そして自ら被験体となったアリスはそのまま姿を消し、後に殺人犯として全国指名手配された。


それから数百年。かつての事件を誰もが忘れきっていた頃。
ある街の孤児院に、当時の姿そのままに――


穏やかな笑顔をした殺人犯の姿が、そこにあった。






→随分昔に考えてたものの未だ形にならない話。
まあその、ご覧の通りの何とも言えぬ臭さが。
何て言うかなこれ。自分でもよくわからん。
過去物倉庫探すとその残骸あるんじゃないかな。