「戦師イクサとタイガ少年」

人々が刀を手にし 己の腕を誇示し そして極めんとし
侍として名を馳せようと志す者が後絶たぬ時代――
また同じ頃 各地に姿を見せる人ならざる者――妖が民を脅かす時代。


同じく侍を志す少年がいた。
名は牙向く虎、タイガ。
彼は人一倍の努力家でありながらその芽を開花させる事が出来ずにいた。
剣術道場に通い、ただひたすらに木剣を振るう日々。
それでも結果を出せないタイガに師範も呆れ、諦め…


そんなある日、道場からの帰り道。
タイガは道中に一人の男の姿を見る。
その傍らには、妖の姿もあった。
互いが対峙し、そして男が一刀の元に妖を容易く斬り捨てる。
――強い。
タイガの瞳に、男はそう映っていた。


男の元へ近付くタイガ。
薄汚れた格好、不精髭が生えた顔、腰に吊られた一降りの刀。
タイガの住む町の者でない事は一目でわかった。おそらくは各地を転々としている根無し草の侍。
タイガは男に名を尋ね、男は自らを戦師と名乗った。
戦師、イクサ。




かくして
戦師イクサとタイガ少年は邂逅す――






→以前ブログでも書いた話。
こんなに和風臭いあらすじも初めてかもしれない。


イクサの立ち回りを
デビルメイクライのダンテようにカッチョよく大暴れさせるか
口だけ達者なおしゃべりクソ野郎にするか
まだ決めかねてる。


最初にイクサって名前のキャラが沸いて
そこからこの話ができたのも自分からしたらよくあるパターンです。
カッコイイつうか。自己満足ですけどね。