敵陣地最奥に行ったら駒変化ってのは普通のルールなのか?

冤罪でムショ入りになってしまった主人公の少年。
同じムショにいた色々な囚人の話によるとここの署長は相当アレで残念らしく
趣味として定期的に囚人を何人か指名してあるゲームを執り行うらしい。そしてちょうど今がその時期らしい。
案の定すぐに署内アナウンスが流れ、主人公を含む8人が指名されて別部屋に集められる。
部屋のモニターに映る署長。
「チェスの相手をして欲しい」…
署長は最初にそう言った。だがその後に続く言葉を聞いて囚人達は愕然とした。
「君達が駒となり、命を賭して私とチェスで遊ぶのだ」…!


署長は…まさに自分だけが楽しむために、いくつかのルールを設けた。
一つ…囚人チームの「兵士」及び署長チームの駒はこのチェス用に造られた機械人形を用いる。
一つ…囚人達は「兵士」以外の駒になり、誰がどの駒となるかは自由とする。但し「王」のみ署長が任意に一名選ぶものとする。
一つ…囚人チームの駒を操るのは「王」のみとし、他の駒の囚人は基本的には口だし無用。但し各駒の位置確認による発言はこの限りではない。
一つ…囚人チームの「王」が倒れた時、残りの囚人も残らず「倒れる」ものとする。
一つ…署長チームの「王」が倒れた時、「兵士」以外の生き残った駒の囚人を無条件で釈放とする。
それ以外は普通のチェスと同じルールを用いる。


署長が饒舌に語り終え、最後に「王」の指名をする。
心の底から楽しそうに、悦びに満ちた表情で名を呟いた。




――主人公の名を。










…まで妄想した。
チェスの展開とかオチとか良いものが思い付きません。誰か助けて。


このへんの詰めが甘いのがダガーさんの考えるお話ですよっと。
こんばんはダガーです。


チェスの駒ってポーン8、ルーク2、ナイト2、ビショップ2、クイーン1、キング1だよね?