宮古島レポ…1

ここでの設定は本編とは一切の関わりがありませんのであしからず。



「たっだいまー!」
「あ、おかえりなさい零亜姉様。どうでした?宮古島は」
「いやぁー…行って良かったわホント。都会では見れない、体験できないものがいっぱいあったわよ」
「へえー…おじいちゃんとおばあちゃんも元気でしたか?」
「ええ、そりゃもう。色々とお世話になったわ」
「それなら良かったです」
「…それにしても、コンビニでバイトしようと思ってたのになぁ」
「聞きましたよ。人手が足りてたんですよね?」
「そーよ…おかげで本来の目的がいきなり水の泡」
「あはは…」
「…まぁ、畑仕事も悪くはなかったわ。貴重な体験させてもらいました」
「お疲れ様です」
「…そうだ。叔父さんがドライブに連れてってくれたから、色んなトコの写真撮ってきたよ」
「写真ですか?どれどれ、見せてくださいよ」
「えーと…じゃあまずこれ」


「…ここは?」
「おじいちゃんおばあちゃん家のすぐ近くの道路」
「……何撮ってるんですか…」
「いやいやちゃんと見なさいよ。空も綺麗で道路もこんな…」
「……」
「ん、どうしたのみかん」
「…いえ、もしかして他に撮ったもののもこんなのばっかりなのかな…って」
「……(にこっ)」
「……姉様…」
「まあまあ、全部見る前からそんなしょぼくれた顔しないの。他のもあるわよ」